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フランツ・カフカ [旅行]

カフカは、プラハで生まれ、学び、働き、サラリーマン生活をしながら小説を書いた。とても奇妙な小説を。
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カフカの生活圏はとても狭く、プラハ中心部に限られている。生家から学校から職場から転々とした住居から、全て歩いて廻ることができる。
が、しかし、カフカaddictsの皆さん、普通のガイドブックに載っている「カフカゆかりの地」にはあんまり行かない方がいいかもしれないです。たぶん違和感を覚えるので。

記録から知る限り、彼は社会生活にあってはとても控えめなひとだった。もし彼が、
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自身の銅像(これは本当にタチの悪い冗談のようだった)が建ったり、
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小説を書くために借りていた部屋が「カフカ土産物屋」になっていることを知ったら、恥ずかしさのあまりプラハを逃げ出してしまうかもしれない。
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あるいはゲオルクのように欄干を飛び越えてしまうかも。ここは「判決」が書かれた部屋から正面に見下ろせるチェフ橋。この橋を渡ると、
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Franz Kafka Museum.
興味の無いひとには 1mm も面白くないですが、あなたがカフカaddict なら行く価値はあります。
あんまり混んでませんが、ここに来る人はやはり相当のカフカマニアに限られるようで、さらっと流して歩いていく人は皆無。皆、展示物に張り付いて説明を熟読している。

展示物の中に、カラダの弱いカフカの欠勤願いがたくさんあったのがちょっと可笑しかった。
「体調不良のため休みます。カフカ」
でも何で体調が悪いかというと、夜中に小説を書いているからなのだ。たぶん。

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そして、最後にお墓参りに
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R.I.P.

Karlovy Vary [旅行]

チェコ西ボヘミア地方温泉めぐり。
こんどは Karlovy Vary というところに来ました。
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高級路線な Marianske Lazne とは違い、熱海か草津か、という雰囲気。
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と思ったら、本当に草津と姉妹都市なのでした。

Karlovy Vary はホテルではない温泉施設 "Lazne"(=温泉)があります。ネットで調べると、温泉に入るには "Lazne III" が良さそうだったのだけど、行ってみると、本日は女性のみ、とのこと。
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で、Lazne V 。
市民プール風なプールと健康ランド的なサウナ+各種ジャクジーがあります。でもいまひとつ温泉感に欠けるので、個別メニューで炭酸水温泉を試すことに。
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受付で申し込み、部屋を指定されて廊下で待つ。品のいい病院みたい。
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さどうぞ、と通された個室にはバスタブと休憩用ベッド。何だか不思議な空間。やっぱりこの地の温泉は医療寄りなんですね。しゅわしゅわとぬるい炭酸水温泉につかります。これはホンモノの温泉です。あーゴクラク。
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Lazne V の2階のカフェが落ち着けて良いです。温泉でふにゃふにゃになった後はこちらで。

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Lazne V, Karlovy Vary



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