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ウイグル投げパン屋 [旅行]

投げパン屋(仮称)
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店の奥の窯で焼かれたパンが店頭にぽんぽんと無造作に投げられて積まれていく

焼きたてはおいしいよ。
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しかし、何しろ外気温マイナス18℃なので、焼きたてのパンも秒速で冷えていく。投げられたパンを即キャッチして買い、温度が下がらないようにおなかにしまって帰るのが吉かと。

ウイグルめし [旅行]

ウイグルの首都ウルムチは思いの外、大都会
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なんだかペキンみたい

新疆人街なるところに行ってみる
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あちこちで調理中
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どうも火を使う調理は店の前の極寒の野外で行うようである。何しろ寒いので、室内で調理すると換気で室温が下がっちゃうからかな?

この店に入ってみる。
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ナポリタン風なピリ辛めん。肉は羊。

つづいて
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羊炊き込みごはん。骨付き羊のせ
どちらも美味しい。羊も全く臭みがなくて、食が進む進む。

この2点が代表的なウイグル飯屋メニューなようである。この後、どの店にいってもこの2点が出てきて、滞在中ずっと食べ続けることになる。ウイグルのみなさんは今日もこの2点を食べ続けているのだ。

ちなみに、このメシ屋ではピエール瀧と石野卓球に似たひとたちが働いていた。電気グルーブ食堂@ウルムチ。残念ながらピエールたちの写真はとれず。

ウイグルへ [旅行]

以前北京に行ったとき「きみは日本人に見えない。新疆ウイグルのひとに見える」とよく言われた。10人中10人が皆そう言うのだ。もしかすると自分はウイグル人なのかもしれない。これは行ってみないと。

新疆ウイグル自治区
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E7%96%86%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%82%B0%E3%83%AB%E8%87%AA%E6%B2%BB%E5%8C%BA

で行ってみた。
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ペキンから飛行機で4時間

ウルムチ空港
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凍りついてますね

どれぐらい寒いかというと
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これぐらい

今晩から [Grenoble 生活全般]

例えば、明日から長期の休みを取るとしましょう。

会社で「キミいつから休みだっけ?」と聞かれたら「明日から」と答えますよね。
でもこの辺では「今晩から」と答えるひとが圧倒的。会社が終わったらその瞬間から休み!なんですね。なにかと大雑把な割には、そういうとこだけは細かいのね。

というわけで、私も今晩から冬休み。みなさんよいお年を。


Bye bye papaye / Antena

もう終わった破壊的テクノロジーのおはなし(3) [Tech]

つづき
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CDプレイヤーはレーザー光線をディスクにあてて、反射した光から信号を読み取る。光を反射させているのが、ディスクの中にあるアルミニウム反射層。CDが銀色に輝いて見えるのは、このアルミニウムの銀色。

CD登場時から懸念されていた問題として、アルミウム層が酸化すると透明になってしまい、信号が読めなくなってしまうことがあった。このため、CDの寿命を20年程度とする見方もあったが、製造業側の雰囲気としては、「アルミ層に達する傷でもつかなきゃ大丈夫じゃね?」というかんじであった。本当にまずいと思ったら、酸化して透明にならない反射素材にするはずである。

し、か、し
数十年たって、経年変化によるディスクのアルミ層酸化、結構見えてきた。
80年代のUK盤が特に顕著。ディスク外周のエッジから酸素が侵入して「ひび」状にアルミ層が透明になってたり、ピンホールが成長して1mm程度の穴になってたり。酷いもんです。それでも辛うじて再生はできているものの、酸化が成長してエラー訂正の限界を超えると、音飛びやノイズになってしまうはず。やっぱりCDの寿命20年説は正しかったのか....

手持ちの CDが輸入盤ばかりなので、日本盤の経年劣化状況がどうなのか、なんともいえませんが、あのきっちりした日本盤の品質からして、アルミ層を酸化させない対策もとってあるとは思いたい。

もしも日本盤のCDが無事であるならば、自分が日本のレコード会社だったら一大輸入盤ネガティヴキャンペーンを張るところだ。「20年で捨てますか?一生聴きますか?」とか。こういうキャンペーンが聞こえてこないということは、日本盤もダメなのかなあ。

買った音楽ディスクが、たかだか20年ぐらいで読めなくなってしまったら、集団訴訟ものだと思うのだけど、CDの音楽メディアとしての寿命はもう終了してしまった。ほぼ時を同じくしてディスクが劣化によって読めなくなるなんて、なんという破壊的というか自爆的テクノロジー。究極のソニータイマーだったのかな。みなさん手持ちのCDは読めるうちにリッピングして時々メディア書き換えしましょう。そしてCDを買うのはやめましょう。それが一番安全です。

もう終わった破壊的テクノロジーのおはなし(2) [Tech]

つづき
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CDになって日本のレコード産業の技術優位性がなくなってしまったと書いたが、そう言い切ってしまうのも実はフェアではない。

その後、電機メーカーのエンジニアになって、CD/DVD再生デバイスの開発をするようになり、日本盤の品質に再び敬意を抱くことになる。

CDはデジタルとはいうけれど、盤面から信号を読みだす部分はとてもアナログで、ディスクの製造技術の影響をまともに受ける。ディスクの傷とか偏芯とか反りとか金型のへたりとかスパッタリングのむらとか、いろんな理由で、読み取りエラーは日常的に起こる。しかし「エラー訂正技術」のおかげで、失われた部分を復活したり,補完推測して、ある程度のエラーは「なかったこと」にしてしまえる。それがCDの売りのひとつ。

ざっくり言ってしまうと、新品の日本盤CDから読み取りエラーが出ることは極めて少なかった。とても品質がよかったのだ。だからオーディオマニアの方が、CDはエラー訂正で音が壊れる、と主張されているのを聞くと、なんだか「ぽかーん」としたものだ。日本盤CD買って、傷がつかないように大事に扱ってればエラー訂正なんか滅多に発動しないのに、と。

一方、US盤やUK盤は、それなりにエラー訂正が発動していたように思う。でもそれはCDの規格のうち。想定されたエラーなのだ。一般ユーザーからすると、何事も無かったように再生できるし、結果の差はほぼ無い、と言っていいと思う。自分の聞く音楽で、自分の再生装置で、その差はないと判断して、自分はタワレコやシスコで輸入盤を買い続けた。

そう、日本盤CDは確かに品質はよかった。エンジニアとしての私にはよく分かった。でもエンドユーザーとしての私には違いとして見えず、私の財布からお金は落ちなかった。なんかもったいないよね。もう終わった話だけど。

(もうちょっとつづく)


Photo : Johnny Magnusson
http://www.logodesignweb.com/stockphoto/

もう終わった破壊的テクノロジーのおはなし [Tech]

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LPの時代、日本盤と輸入盤のクオリティの差は歴然だった。日本盤は曲間の無音部分が「圧倒的に静か」だったのだ。安いUS盤はそこで「チリチリ」とノイズが。オーディオマニアでは全くなかったけど、その質の差は明らかすぎた。日本盤は本来作品の一部ではない「帯とかライナー」のコストを負担させられることに同意できなかったが、音盤自体の工業製品としてのクオリティに敬意を持ってお金を払っていた。

CDが登場したとき、外盤と日本盤のクオリティが(少なくとも自分の再生装置では)差がないことを知って、「洋楽の日本盤はもうなくなるな」と思った。だってもう高い日本盤買うメリットがない。どこの国の工業技術でも同じものが出来るのだ。以来買うCDは外盤ばかり。

破壊的テクノロジーとはこのこと。日本の家電メーカーが良かれと思って開発したCDは日本のレコード産業の技術優位性を不要にしてしまった。少なくとも僕にたいしては。

CDも音楽メディアとしての役目を終えた今、もうどっちでもいいはなしですが。


Photo : Johnny Magnusson
http://www.logodesignweb.com/stockphoto/

久しぶりに晴れ [Grenoble 生活全般]

このところ雨雪曇雨雨雪... と長らく鉛色だった Grenoble.
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ものすごく久しぶりに太陽が出ました。シンプルにうれしい
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青空

お買いもの [Grenoble 生活全般]

クリスマスショッピングシーズンに突入して、週末の店はどこも大混雑。幸いにしてフランス人家庭のメンバーでない私は、特に「年末大量ギフト義務」は無いのだけど、フランス人のみなさんは本当に大変そう。ご苦労様です。

本日の fnac
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レジは長蛇の列

レジもそれなりにフル稼働しているようだけど、列は遅々として進まない。理由はフランスだから。
  • 店員の問題
  • バーコードをスキャンするだけの簡単なお仕事なのに、異様に遅い。他の店員とくっちゃべったり
  • システムの問題
  • バーコードやシステムの不備でレジで値段がわからず、問い合わせたり、どっかいっちゃったり
  • 客の問題
  • 客がなんかゴネて、レジは頑として受け入れずに膠着状態。これはあらゆる販売窓口でよくみる。なんかゴネれば何とかなると勘違いしてる人が多いが、見ていてほとんどのケースはどうにもなりません。時間の無駄です。あなたに特別の魅力とかコネとかがないかぎりは。とっとと帰りましょう。

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