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騎士団長殺し [本]

日本から新刊が届いたので読みます
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今週はインベーダーはお休み

本のタイトルだけ言ったら「え?氣志團?」というひとがいたので、もう少し考えた方がよかったかもねえ

頭木弘樹トークイベント [本]

フランツ・カフカについての本を多数書いている頭木弘樹さんのトークイベントに
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キレイなおねえさんたちの後ろ姿に見とれてしまいますが、その間に頭木氏

よくある書店講演会風ではなく、飲み屋のカウンターの中の頭木さんを20名程度の客が囲む、という不思議なトークイベント。お客さんも十分発言できて、若干一名大学教授風な方がしゃべり過ぎ、あんたの話しを聞きに来たんじゃないんだよ!という感じもあったものの、まあそれぐらい自由なトークイベントでした。

頭木さんは最初の本(カフカの「訴訟」の新訳)が出たときからファンで、ずっとフォローしている。ご本人は宮古島在住なので、東京でトークイベントがあって、それに帰省中のワタシが参加できるというのはほとんど奇跡といっていいかも。少しお話しする機会をいただけて、ただただありがたい。

新刊にサインもいただきました。ありがたや
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今回のトークイベントの Side effect
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新潮社のカフカ全集、前から気にはなっていたのだけど、すでに絶版だし、古本でもけっこう高いし、手を出せずにいたんです。頭木さんのお話しの中で、この全集のカフカの手紙の巻を絶賛されていて、それなら読まなくちゃ... と amazon で探してみたら良さそうな状態の古本があって、ついポチってしまいました。全12巻。こんなんどうやってフランスに持って帰ろう...

Abbey Bookshop [本]

Sourbonne でそそられる本屋を見つけました
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そそられるでしょ?

英語の本の古本屋です
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本でぎっしり。ひとり通るのがやっと。

をを!ちょうどこないだ映画で観たレムのコングレスが
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Abbey Bookshop
29, rue de la Parcheminerie, 75005 Paris
https://abbeybookshop.wordpress.com

Cow Books [本]

中目黒。目黒川沿いにキレイな古本屋発見
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Cow Books

品のいい図書館みたい。そして本の品揃えがツボにはまりました。昭和系と芸術系。
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中央のテーブルでじっくり読むことができます。コーヒー飲めます。これがまた本気で美味しい。ああこんな店が近所にあったら!
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村上春樹 とうとう電子書籍化はじまる [本]

これまで日本でだけ電子書籍化されていなかった村上春樹氏の本。
どういう理由かは知らないが、日本以外の国で英仏独西語訳がどんどん電子書籍化される中、本家本元の日本語版だけは頑として紙の書籍のみ、というダブルスタンダード状態だった。

ここにきて、とうとう日本で電子書籍化。
「村上さんのところ」という読者とのQ&AのWeb企画を記録した本が7月に初の電子化。電子化されたというのは喜ばしいことではあるんだけど、読者の本当にどうでもいい質問が延々と続く、お金を出してまで読みたい種類の本ではない。

他の本は電子化しないのかな?まあ今までずっと拒んできたわけだし、存命中は出ないのかな?とほぼ諦めの境地に達していたところ、8月にこっそりもう一冊 Kindle 化されていたことに気づく。これは全カタログ電子化が始まったと考えさせていただいてよろしいか?

走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)

走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)

  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2010/06/10
  • メディア: Kindle版



タイトル通り、主題はランニングについてのエッセイなのだけど、村上氏にとって走ること/生きること/小説を書くことは不可分と見え、いかに小説を書くに至ったか、日々の執筆についてなど、最近出たエッセイにも通じる内容である。新刊読んだ人はこれも読むといいと思う。

しかしエッセイじゃなく小説の電子化をはよー

職業としての小説家 [本]

村上春樹新作エッセイ
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この本、初版の9割を紀伊國屋書店が買い取って他のリアル書店に卸し、ネット書店を閉め出すのだという。ネット書店(honto)に予約注文していたので、2版が出るまで手に入らないのか... と思っていたら、あっさり初版本がグルノーブルに届く。amazon.co.jp でも特に品切れなく買えるみたいだし、紀伊國屋買い占めはなんだったのか?ネット書店は紀伊國屋の裏をかく仕入れ能力を持っているのか?

Kindle電子書籍 日米仏価格差 [本]

各国のAmazonで本を調べていて「これはひどい」日米価格差を見つけました。

ARM System Developer's Guide: Designing and Optimizing System Software
というアメリカの技術書のKindle版電子書籍

- amazon.com (アメリカ) 55.12 USD
- amazon.fr (フランス) 49.44 EUR (55.5 USD 相当)
- amazon.co.jp (日本) 9,926 JPY (82.5 USD 相当)

アメリカ/フランスはほぼ同じですが、日本があまりに高い。これをぼったくりと言わずして何と表現したらいいのか。
翻訳版じゃなくて、どれも同じ原書です。紙の本だったら流通コストの上乗せは理解できますが(それにしてもハードカバー本の日本ぼったくり価格も酷い)、電子書籍でこの価格差をどう正当化するのか聞いてみたいです。

価格差がわかるんだったら、一番安い国のKindleストアから買えばいいじゃん、というのが自然な発想ですが、Kindleはそれが簡単にはできないように設計されています。
Amazon Kindleストアで複数の国のアカウントを同時に持つことは技術的には可能ですが、ひとつのKindle端末/アプリ上では複数のアカウントは共存できないようになっていて、実質的にひとつの国のKindleストアに囲い込まれます。 (国ごとに別々のKindle端末を用意すればできるけど...)

その囲い込みを利用(?)したこの価格差。そしてフランス人からはぼったくらず、日本人からはぼったくる。これはどうなんだろ、ベゾスさん。

amazon.com (アメリカ)
http://www.amazon.com/ARM-System-Developers-Guide-Architecture-ebook/dp/B006QV1AC4/ref=mt_kindle?_encoding=UTF8&me=
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amazon.fr (フランス)
http://www.amazon.fr/ARM-System-Developers-Guide-Optimizing-ebook/dp/B006QV1AC4/ref=tmm_kin_title_0?_encoding=UTF8&qid=1441751549&sr=8-1-fkmr1
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amazon.co.jp (日本)
http://www.amazon.co.jp/ARM-System-Developers-Guide-Architecture-ebook/dp/B006QV1AC4/ref=tmm_kin_swatch_0?_encoding=UTF8&qid=1441748312&sr=8-1
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うめづ [本]

Lyon の本屋で楳図はっけん
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「蟲たちの家」フランス語版。この5月に発売になったみたいです。素晴らしい。

そしてちゃんと
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ぐわしマーク!

蟲たちの家 (ビッグコミックススペシャル 楳図パーフェクション! 3)

蟲たちの家 (ビッグコミックススペシャル 楳図パーフェクション! 3)

  • 作者: 楳図 かずお
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2005/07
  • メディア: コミック



本を読む人生 [本]

さいきん読んでいる、村上春樹氏の期間限定読者Q&Aサイト
http://www.welluneednt.com

殆どは読者の個人的な質問で、村上氏は楽しんで回答しているようだけど、第三者から見ると「わりとどうでもいい」質問ばかりではあります。
その中ではっとさせられたのがこれ。

本を読む人生、本を読まない人生
http://www.welluneednt.com/entry/2015/03/24/203500
本をよく読む人と、本をほとんど読まない人がいますが、どちらの人生が幸せでしょうか? 全般的に本を読まない人のほうが、楽天的で人生を楽しんでいるように感じますが、 どう思われますか?

いや、私も薄々そうは感じていたんだけど、そうは思いたくないという気持ちもあり...
それに対する村上氏の回答がシンプルで力強い。
たとえ不幸せになったって、人に嫌われたって、本を読まないよりは本を読む人生の方がずっと良いです。そんなの当たり前の話ではないですか。

壁に貼っておきたいぐらい。なのでここに貼ります。

ロリータ [本]

ウラジーミル・ナボコフの「ロリータ」を読む
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何というかロシア的なもってまわった表現が、2015年に読むには最初は「うへえ」な感じではあったが、やがて慣れると奇妙に愛おしく感じられるのが不思議。

愛するバンド「ハンバートハンバート」の名前がこの小説に出てくる、というか主人公の名前なのだけど、特にバンドとこの小説に繋がりは見いだせないように思う。

そしてこのハンバート氏の清々しいまでの最低っぷり変態っぷりがもう愛おしいかぎり。およそ人の道から外れた手段でハンバート氏が長年の思いを遂げるころには、ハンバート氏にすっかり引き込まれているのだった。

ロリータ (新潮文庫)

ロリータ (新潮文庫)

  • 作者: ウラジーミル ナボコフ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/10/30
  • メディア: 文庫



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