binded [英語]
動詞 "bind" の past participle って "bound" ですよね。今まで "binded" だと思っていて、バキバキ使ってました。バインディッドと。はづかし。
辞書に存在しないんですと。
ググってみると 200人に一人ぐらいはbinded と言っているお仲間がいるみたいでおもしろい。「ふいんき」的なもの?
binded 514,000 件
bound 110,000,000 件
会社で自分のメールを検索したら1000件ぐらいありそうで嫌。
でも binded, 自分だけじゃなくて同じチームのフランス人も盛んに使ってます。あ。自分があまりに堂々と使ってるから伝染したのか。すまぬ。
英語が失語症 [英語]
英語がしゃべれなくなってきたのだ。何か言おうとするとフランス語の単語が出てきて、英語は失語症気味。かといって、フランス語ではまだマトモに会話できるレベルでもなく。何語で話せばいいんだ?困った。
結局、英語とフランス語のめちゃくちゃな mélange で話してしまうわけで。
相手がフランス人ならそれでもまあ通じるのだけど、今日はイギリス人チームと電話会議。これはきついです。
切ない仮定法過去 [英語]
begstealorborrowさんのカヴァーが素晴らしかった "Nicest Thing", 原曲は Kate Nash なのでした。歌詞を読んだら、仮定法過去の切なさに参ってしまいました。
Nicest Thing / Kate Nash
ほぼ全部のフレーズが "I wish that 過去形文" な仮定法過去。
I wish you'd hold my hand, when I was upset.
消え入りそうな弱々しい望み。過去形の距離感ってこんなにも切ない。
I wish we could see if we could be something.
I wish we could の後、更に if we could ですよ。2重に遠回しにした挙句 'something' になれたらって、どれだけ気弱なのか。
仮定法過去とか過去形の距離感の心的イメージがとてもリアルに理解できる曲。中学校の英語の授業で使うといいと思う。よく英語はダイレクトではっきりすっきりしていると言われるけど、婉曲表現は山ほどある。何しろイギリス人のコトバなんですから。
しかし Kate Nashって Lily Allen 系な強気なイメージだったのでちょっと意外かも。
冠詞が弱点 [英語]
「概ね OK だよ。ただし、キミの弱点は 'a' と 'the' を忘れがちなことだな」
と先生から言われた。
フランス語になっても弱点は変わらない。いや、むしろ状況は悪化している。増えているのだ。冠詞が。le/la/les/un/une/des/du/de la...
宿題の添削で書き込まれるのは冠詞ばかり。 直されると「あーそうそう」と思うんだけど、無意識に「そんなの、どっちでもいいだろ」と感じているのだろう。だって日本語には冠詞無いんだもん。
と思っていたら、痛いところをつかれる本を読んだ。
「冠詞は名詞に付けるアクセサリーではない。むしろ冠詞は英語の観念的土台で、名詞はその後から出てくるものだ。」というところが目からウロコ。
著者のアメリカ人思考ロジックだと、名詞を言語化する前に、それが a なのか the なのかが先に出てくるのだという。「この名詞に付くのは a か the か?」とか迷うことがそもそも無いのだ。
自分の場合、英語で話している時は、だんだん思考言語も英語になりつつあるのだけど、思考ロジックは日本語のままなのだった。このロジックを身に付けないと冠詞は克服できないとみた。たぶんフランス語でも。
アメリケンな英語 [英語]
しかし会話に、
あ'みん (I mean, ...)
ゆ'の (..., you know)
を過剰に混入するとアメリケン度アップするなあ。こんどやってみようかな。でも下手なひとがこれやると見苦しかったのも思い出した。やめとこう...
英語が上手くなった錯覚 [英語]
対アメリカ人編
US出張などで、同じアメリカ人と毎日英語で話していると、最初はさっぱり話が通じない。でもあなたはある日突然、とてもスムースに英会話できている自分に気付く。オレ、できんじゃん、と。
でも殆どの場合、それはあなたの英会話レベルが上がったわけでは無い。
相手があなたの奇妙な発音と独特な表現に慣れ、あなたの低い理解レベルに合わせて難しい表現を避けて話すようになっただけなのだ。適応したのは相手。マンツーマンではスムースに話せていても、複数人数だと困難度は変わっていないはずだ。
対フランス人編
フレンチアクセントの英語は最初絶望的にとっつきにくいが、やがて慣れる。するとあなたは、かつて無いほどに滑らかに英会話できている自分に気付く。オレもここまで来たか、と。
でも殆どの場合、それはあなたの英会話レベルが上がったわけでは無い。
あなたと相手の英語レベルが同じぐらい低いだけなのだ。お互いの語彙や表現がシンプルなので、言っていることがパーフェクトに分かるというだけの話だ。さぞや話も弾むことだろう。でもそれは、緩いテニスをだらだら続けるようなもの。そこに向上は無い。英会話レベルは、どちらかより下手な方のレベルに合わせて緩やかに落ちていく。水が低いところに流れていくように。
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ま、どっちの場合も、仕事人の場合、英会話の向上が目的じゃなくて仕事が目的なので、仕事が順調に行けば、別にそれで構わないわけですが。
How are you? [英語]
いろいろ思考停止しているので昔のことを書こう。
日本にいたとき、英会話大手B社のビジネス会話コースに自腹で通っていた。外資クンだったので英会話は死活問題だったからだ。
How are you?
中学校の英語の教科書で最初に書いてありそうなフレーズが出てきた。
「普通の例はわかったよ。でも体調が悪い時にはどう答えればいいの?」
講師は冷たく言い放ったのだった。
「あんたアホか?
いいか?これはビジネス英語なんだよ。
ビジネスの相手があんたの健康状態なんかにこれっぽっちでも興味を持つと思うか?興味があるとしたら、あんたがマトモでPoliteな人間かどうかということだけだ。これからビジネスの話をするに足る相手かどうかということだけなんだよ。
How are you? etc の挨拶は、単にそれを測るための道具だ。額面通りの意味なんか微塵もないんだよ。相手が友人だったら好きなだけ調子悪いと言えばいいよ。でもね、ここでネガティブな答えを返すような非礼は有り得ないんだよ。少なくともビジネスの場合はね」
語調にはかなり脚色あり。ホントはもっとソフトな言い方だったけど、自分の受け止め方としてはこういう感じだった。だからそういう風に記憶に残っている。
これが、私がこの講師を信頼するに至ったレッスンだった。
Hungry? Angry? [英語]
フランスの人の英語は、"H" の発音が弱いことがある。もう慣れたけど、最初のうちは混乱も。
仕事の相談中、相手が突然、
I am angry!
え?何?突然怒るなよ!とあたふたしていると、
I am hungry!
と言っていたのだったり。あーお腹すいたのね。じゃメシ食いに行きますか。
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おそらく、「日本人の英語は "L" と "R" の音の区別が無くてわからん」とか思われているであろうからお互い様ではあるのだけど。
崩れ行く英語 [英語]
まだフランス語は Bonjour レベルなので会社で使う言葉は英語。いろんな国の人がいるので英語でまあOKなのだが、毎日周囲のフレンチイングリッシュを聞いていると、確実にこっちにも伝染する。
I think this is synchronization error.
アイャ フィンクァ ヴィース イズ サンクロニザシォン エロォ
こんなカンジになりつつある。困った。フランス語も話せないクセにフランス訛りになってどうするよ。非フランス人講師の英会話教室でも通わないとどんどん進行してしまう。
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今日のVolvic 3兄弟
左から普通、青リンゴ、レモン。暑いので水ばかり飲んでいる。