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斜めの木ゾーン ブログトップ
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斜めの木ゾーンその後 [斜めの木ゾーン]

昔々、全ての木が同じ方向に傾いている不思議な林があったのでした。「斜めの木ゾーン」と命名して足繁く通い、愛でていたものです。
http://dokin-grenoble.blog.so-net.ne.jp/2007-06-08

しかし斜めの木々は突如伐採され、ゾーンの謎は謎のまま消滅してはや6年
http://dokin-grenoble.blog.so-net.ne.jp/2009-07-28

以前は車でないと行きにくい場所だったのですが、このたびトラムE線が全線開通して、トラム+徒歩で行けるようになりました。ここを再訪するためにE線に乗ったのでした。Pont de Vence で降りて川沿いに歩いて行きましょう。

SNCFの線路を越えると、以前は斜めの林が広がっていましたが...
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今やこんな光景に。
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一部は企業用地になっていますが

伐採されたゾーンの大半は未だ未使用。草むらです
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使わないなら伐採しないでよ...

ゾーン内の斜めの木はほぼ全て伐採されてしまいましたが、隣のセメント工場との境界部分に一列だけ残っていました。
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これが現存する最後の斜めの木ゾーン
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うん、確かに斜め。ここは残しておいてね。

(元)斜めの木ゾーン 工事開始 [斜めの木ゾーン]

伐採後、1年間荒野のまま放置されてきた(元)斜めの木ゾーン。
久々に見に行きました。

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重機が入ってます。最後に数本残っていた斜めの木は、もう一本も残っていません。完膚なき破壊。

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インフラ工事進行中。

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建物の建築計画も。この建物も斜めになるかも...

プチ斜めの木ゾーン [斜めの木ゾーン]

久々の「元」斜めの木ゾーン。電車の窓から。
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衝撃の伐採からほぼ1年。平原となったまま変化が無い。企業用地として分譲されるのではなかったのか。

実は、斜めの木ゾーン、ここだけではないのです。
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ほら斜めでしょ。
傾きはあのゾーン程ではないのだけど、傾き方向は同じ。プチ斜めの木ゾーンとして認定します。どんな権限で認定しているのかわからないけど認定します。でもゾーンというよりは「斜めの並木」か。

Polygone Scientifique からIsere川を渡ったところの高速とSNCFの間。Grenoble から Lyon 方面の電車で、出発してすぐ左側に見えます。

そして
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振り向けば「いるか」。

伐採最終段階へ [斜めの木ゾーン]

7月19日。何故か残る不思議な2本のことを書いた。
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7月28日。切られてる。
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7月19日。わずかに残っていた奥の方の斜めの林は
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7月28日。一列だけになっていた。もう林とは呼べない。
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今のところ残っている「斜めの木」は、上の旧廃墟側の端の10本程度と、
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鉄道側の端の5本。これは並木として残すのかな。でも来週には無くなっているかもしれない。

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斜めの木ゾーン、伐採はほぼ完了してしまった。謎は解決しないまま。

斜めの木ゾーン 各種調査 [斜めの木ゾーン]

Choranche の帰りに立ち寄ってきました。
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伐採状況は前回
http://dokin-grenoble.blog.so-net.ne.jp/2009-07-03
から変化無し。

今日はちょっとした調査を。

地磁気チェック
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特に乱れは無い模様。

重力方向チェック

特に乱れは無い模様。

道路側に何故か残る2本
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しかし、ここまで伐採して、何故この2本を残したのかが気になる。切ろうとして何か良くないことが起こったのだろうか?

斜めの木ゾーン 伐採始まる [斜めの木ゾーン]

http://dokin-grenoble.blog.so-net.ne.jp/2009-05-05
から続きます。

何か気がかりで、また行ってみたのだけれど。
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ショック。
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半分以上は伐採されてしまいました。
開発計画の分譲地図を見た時、瞬時にこの光景を予想したのだけど、現実を目の辺りにするとなんとも切ないです。
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もう「斜めの木ゾーン」ではなくなってしまった荒野。
整地後、ここに入居する会社のひとは、ここがそう呼ばれていたことなど知る由も無いだろう。ま、そう呼んだのは数人だけだけどな。
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現時点では伐採を免れている、奥の方の斜めの木たち。これは残していただけますまいか。斜めの木の記憶のために。

斜めの木ゾーンの歴史と今後 [斜めの木ゾーン]

「斜めの木ゾーン」
http://dokin-grenoble.blog.so-net.ne.jp/2009-05-03
からまだ続きます。

Grenoble市の広報誌 Métro Scope 4月号。一月前から目の前に置いてあった。何気なく手にとって開いてみると...
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こ、これは「斜めの木ゾーン」にあった廃墟!
記事を読んでみると、ゾーン開発計画のハナシなのだった。何というシンクロニシティ。食い入るように読む。

1. ゾーンの歴史が今明らかに

私が「斜めの木ゾーン」と呼んでいるエリアは、1900年頃、精神病院だったらしい。とても大規模な病院で、患者900人、従業員100人がここに居たそうな。最寄りの街 Saint Égrève の当時の人口が 1500人だったというから、いかに大きな病院だったかが伺える。

...ということは、ゾーンにあった廃墟は 100年モノの精神病院の廃墟ということだ。なかなか凄いスポットだったんですね。知らなかった。

そして病院には 40ヘクタールの農場があり、病院で使う食料はここで自給自足していたという。世間と完全に隔絶されていたわけですね。
おそらく「斜めの木ゾーン」はもともと農場で、病院を閉鎖した後で農場に植林されたのだろう。そういえば、以前ゾーンに足を踏み入れた時、林の地面がプールの底みたいに平らで、ちょっと不気味に感じたことを思い出した。100年前は畑だったんだ...


2. そしてゾーンの今後は

現在では Dièse Vallée (♯の谷? この名前も凄く意味深ではある)と呼ばれるこの地域の開発計画が進んでます。"Vence Écoparc" という名前がもう決まっていて、エコ関連(リサイクル事業とか?)の企業を誘致する計画らしい。
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もう分譲プランまで。こりゃ斜めの木は全部伐採ですね。ああ。

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これはフランス語がもう少し上達したら、この辺の郷土史家探して話を聞いてみないと。とことん知りたくなってきました。ゾーンの歴史。
しかし、そんなチャンスが巡ってきたとして「何でここにそんなに興味があるのか?」と聞かれたら困るな。「木がとっても斜めだったから」としか...

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http://dokin-grenoble.blog.so-net.ne.jp/2009-07-03
に続きます

斜めの木ゾーンに異変 [斜めの木ゾーン]

斜めの木ゾーン。
http://dokin-grenoble.blog.so-net.ne.jp/2007-06-08

この間、電車の窓から見たら、ゾーンにあった廃墟が取り壊されていた。あんな誰も行かない場所で廃墟をわざわざ取り壊すということは、あの土地に何かの動きがあるということだ。

行ってきました。自転車に乗って。
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橋を渡って
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坂を登って
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Saint-Égrève まで。
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曲がり角を越えると、そこは斜めの木ゾーン。が、そこにあったのは...
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工事用フェンス。もう立ち入り禁止なのでした。ショック。
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フェンス越しに撮った斜めの木ゾーン。どうしてこんなに斜めなのか。
ここはおそらくは整地されてしまうのだろう。斜めの木の謎は解決しないまま。

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まだ続くよ
http://dokin-grenoble.blog.so-net.ne.jp/2009-05-05

斜めの木ゾーンは「♯の谷」 [斜めの木ゾーン]

シャープ記号(♯)はフランス語で "dièse" だと知った。
ん?この単語はどこかで見た。それも気になる所で。と思ったら、

気になっている「斜めの木ゾーン」
http://blog.so-net.ne.jp/dokin-grenoble/2007-06-08

このゾーンの地名が "Dièse Vallée" だったのだ。

「半音上がった」谷って。この斜めな林の光景とあまりにぴったりで、ぞわぞわしてしまったよ。


斜めの木ゾーン 続き [斜めの木ゾーン]

先週「斜めの木ゾーン」に行ってきたのだけど、
http://blog.so-net.ne.jp/dokin-grenoble/2007-06-08
「おおすごい傾いてるぞ」ということ以外は結局何も分からなかったのだった。
今日は仮説1「隣の工場から何かが放射されていて、木はそれを避けている説」を検証に。私は何をしてるんでしょうか、しかし。

林の中央にある施設がセメント工場。先週行った「ゾーン」は工場の南側の林。木は南側に傾いていた。工場を避ける方向に。それでは反対側の工場の北の林も捜査してみないと。

St.Egreve駅。言われないと駅なのかどうかわからない地味な駅。工場はこのそば。

工場の北側。この辺は「ゾーン」と木の種類が違う。特に有意な傾きは見られない。

工場の西側。この辺の木も特に傾いてない。

この道ははっきり言って歩くのは危険です。申し訳程度の路側帯しかなくて、車はびゅんびゅん。先週の「ゾーン」の非現実的な怖さはここには無いけど、現実的に危ないので早く帰ろう。

帰り道。再び工場の北側。あ。あれは!

拡大。
北側にもあった斜めの木。傾き方向はゾーンと同じく南。工場に向かって傾いていることになる。とすると「工場からの放射を避けている」説はボツかなあ。

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2年後に続く。ゾーンに動きが...
http://blog.so-net.ne.jp/dokin-grenoble/2009-05-03


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