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都会のアリス / Alice in den Städten [映画]

あらすじ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%BD%E4%BC%9A%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B9
旅行記の執筆のためアメリカを放浪していたドイツ人作家フィリップが、帰国のため立ち寄った空港で9歳の少女アリスとその母に出会う。ひょんな事から少女をアムステルダムまで連れて行くこととなったフィリップ。しかし待ち合わせたアムステルダムに母の姿はなく、彼は少女の記憶を頼りに祖母の家を探す旅に出ることとなる。

1973年のヴィム・ヴェンダースの映画。不審なオッサンが少女を連れて街をウロウロしても社会から抹殺されない時代。今の日本だったらこんな「事案」は即通報で逮捕である。

主人公のオッサンが絵に描いたようなダメ人間で。予定していた旅行記はまったく書けずに、給水塔とかの写真をポラロイドで撮って集めている。どこか他人とは思えない。

ダメ人間なくせに、少女にはそれなりに信頼されてなつかれるし、女にはそこそこ不自由しない。行く先で会ったばかりの女とムフフになっちゃったりもする。ダメ人間ご都合主義映画といえる。ヴェンダースの願望なのかも。

昔はこの映画、結構すきだったりしたのだけど、今見るとこの「ダメ人間ご都合主義」的な部分が鼻について見てられない。昔も今もダメ人間だと思うけど、今は自分のダメさを自覚するようになったのかなあ

なんかそれっぽい音楽の使い方上手いですよね。ヴェンダース。悪く言ってるみたいだけど褒めてるんですよ。Canned Heat の On the road again をただ音楽として入れるんじゃなくて、ジュークボックスから流すところとか。ドイツは地方都市のその辺のカフェで Canned Heatがジュークボックスに入ってるのかよ?という突っ込みは無しで。

動画ありました

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