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あさりの酒蒸し(2) 砂抜きリベンジ [たべもの のみもの]

あさりの酒蒸し、先週うまく行ったので、調子に乗って今週も。
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今日もマルシェに。先週買ったところでは "Praire" と書いてあったけど、今回は違うところで "Palourde" と。辞書によると Palourde は「アサリ、ハマグリ」。一緒にされてるのか... コレはあさりだよね。

砂抜き。

実は先週、砂抜きには完全に失敗している。食塩水の中であさりは殻を硬く閉ざしたまま、最後までピクリともしなかった。ココロを開くことを拒絶された感じ。今週は徹底的に条件を見直してみる。こんどこそ砂吐いてもらいますよ。

1. 塩

先週使った普通の食塩水、あさりには「水が合わなかった」のかもしれない。フランスの海水からつくった天然塩を。
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これを水に溶かせばフランスのあさりにとっては「母なる海水」になるはず!

2. 水温

諸説あるものの、アサリを活性化させる水温は 20℃ぐらいという意見が多い。水温を20℃に保つのにはどうすれば?と一瞬思ったのだけど、キッチンを暖房して環境温度を20℃に保てば、そこに置いた水は自動的にその温度になるはず。
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水温オッケー。先週は15℃ぐらいだったのだろうな。

3. 暗さ

新聞紙かぶせるぐらいでは甘い。完全な夜にするにはキッチンの窓のシャッター閉めちゃえばいいんだ。
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がらがらがら。これで電気消せば完全に夜。

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さて、これだけの条件をそろえて砂抜き開始したところ...
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数10分ですごいことに。殻もカラダも全開。あさりたちは無防備に殻から出てきて、でろーんと身を横たえて、すごーくリラックスしてるように見える。あさりが愛おしく見えてきます。そして管から水をぴゅーぴゅー吹いて楽しそう。今回変えた条件が効いたということです。とうとうココロを開いてくれたね、君たち。先生はうれしいです。でもあと数時間したら食べちゃうわけですが。

ちなみに、いろんな「もやもや」したものは出てきたけど、砂はそんなには吐かない。やっぱりフランスで売られているあさりはあんまり砂を含んでないのかも。

数時間後。
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今日は夕食をお招きいただいたお宅にデリバリー。みなさんで美味しくいただきました。あさり、ありがとう!

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おまけ。
今週のあさり砂抜きBGM

Radiohead / Bloom (TKOL From Basement 2011)


TKOL, リリース版はElectronic過ぎていまひとつピンと来ずにいたのだけど、このスタジオライブはいいです。グルーヴをひとつまみ入れるとこんなに印象が変わるなんて。「静かに開かれていく」音楽。あさりもこれを聴いて開かれたのかも。

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