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うめこわ @渋谷PARCO [本]

今回はコレとタイミングが合いました。
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うめこわ。楳図かずお展。

受付で懐中電灯を渡されます。
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会場内は薄暗く、各自懐中電灯で照らしながら見ます。「ひー"」とか言いながら。

楳図かずおフリークな方、トラウマを負わされた方、行くといいと思います。もう終わっちゃったけど。

今回の購入品。「へび女」がまぐち。
表はへび女の絵。ウラがそれはそれは秀悦で。
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「ザザザッ」
楳図なひとは、この一言で全て通じ合えるかもしれません。「ザザザッ」で通じ合える関係っていうのもどうかとは思いますが。



へび女 (ビッグコミックススペシャル)

へび女 (ビッグコミックススペシャル)

  • 作者: 楳図 かずお
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2005/07
  • メディア: コミック



Miranda July / The Swim Team [本]

さいきん読んだ短編。
Miranda July / The Swim Team

海もプールもない田舎町で老人に水泳を教えることになったひとのハナシ。

中盤の水泳教室そのものは不思議な味わいがあってとても良い。
なんだけど、最初と最後に漂うガーリー感、というのか、いわゆる「女性ターゲット」映画(プラダを着たなんとか、とか) を飛行機でたまたま観てしまったような違和感、というか、「入っていけなさ」は拭えず。

そういうのに馴染めないひとは(というか私は)最初と最後を読み飛ばすのが吉かと。というと、Miranda July のファンの方からは「だったらあなたは読まないで」って言われそうだけど。

映像化されてますね。ちょっと観てみたい。

The Swim Team Trailer from Kyle Garrett on Vimeo.



と思ったら全編 vimeo で公開されてました。16分半の短編。これはいいですね。
原作のガーリーさが抑制されて、私にも全面的に楽しめました。
http://www.vimeo.com/12038017

訳本も出てるけど、英語がシンプルなので原書も読みやすいですよ。

No One Belongs Here More Than You: Stories

No One Belongs Here More Than You: Stories

  • 作者: Miranda July
  • 出版社/メーカー: Scribner
  • 発売日: 2008/05/06
  • メディア: ペーパーバック



Man in the Dark / Paul Auster [本]

柴田元幸がなかなか訳してくれないので原書で読む。

「老作家 August Brill の静かな世界」と「イラク戦争が起こらずにアメリカ内戦が起こっている世界に放り込まれた兵士 Owen Brick」の2つのストーリーが平行して進む話。

文章のドライブ感はとてもオースターだし、いろんな要素が出てきてねじれていく感じは面白いのだけど、後半、ちょっとセンチメンタルであんまり好みでなかった。「ティンブクトゥ」が良かったひとにはいいかもしれません。

Auster得意の脱線エピソード。何故か小津の「東京物語」を主人公が鑑賞する部分が面白い。そこだけ Auster による東京物語レビューなわけだけど、これが実に的確で。

Auster の英語は判りやすい方だと思うけど、それでも数センテンスに1個は知らない単語が出てくるので、辞書を引きながらの読書は時間がかかってしょうがない。Kindle が英和辞書対応したらすぐに買うんだけどな。

Man in the Dark

Man in the Dark

  • 作者: Paul Auster
  • 出版社/メーカー: Picador
  • 発売日: 2009/05
  • メディア: Perfect



猫を抱いて象と泳ぐ / 小川洋子 [本]

1Q84 BOOK3, この週末には手に出来るはずだったのだけど、この調子だといつ届くのか見当もつかない。でも相手が火山では、腹を立てることもできない。まあ気長に待つことにしましょう。

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Grenoble は火山灰の片鱗すら見えない青空。公園に読書に行きました。ちょっと前に(噴火の前にということですね)買って、まだ読んでいなかった本を持って。

小川洋子。
とても静謐な文章。散らかった自分の部屋で読むのがもったいなくて、気持ちよい場所で静かに集中して読めるタイミングを待って読まずにいたのでした。今日がその時。1Q84 の代打というわけじゃないんだけど。

このひとの描く、静かで美しく、微かに病んだ世界を、原文で慈しめる、というのは日本語ネイティヴでよかったと思うことのひとつです。といったら大げさか。

猫を抱いて象と泳ぐ

猫を抱いて象と泳ぐ

  • 作者: 小川 洋子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2009/01/09
  • メディア: 単行本



1Q84 価格.fr [本]

年に一度ぐらいは、現実的に役に立つ情報を載せます。
書籍 1Q84 (BOOK1, BOOK2) をフランスから買う場合の価格比較を。

0. 日本で買うと

 本体 3600 JPY
 消費税 180 JPY
 ----------------
 計 3780 JPY


1. BK1
 http://www.bk1.jp

 本体 3600 JPY
 送料 2085 JPY (航空便, 2009年6月の実際の請求額)
 ----------------------------
 計 5685 JPY = 42.63 euros

 - 配送は EMS/AIR/SAL/SHIP から選択可。いつもは SAL なのでもう少し安い。実費請求。
 - 円/ユーロは 133.33 jpy/euro で換算。 以下同様


2. Amazon.co.jp
 http://www.amazon.co.jp

 本体 3600 JPY
 送料 4000 JPY (国際エクスプレス便, 書籍2点をヨーロッパまで)
 -------------------------
 計 7600 JPY = 57.00 euros

 - amazon.co.jp の情報より計算
 - 海外発送は国際エクスプレス便(DHLなど)のみ


3. ジュンク堂パリ店
 http://www.junku.fr

 本体 66.60 euros (Paris 店頭価格, TVA 5.5%込み)
 送料 10.88 euros (Paris->Grenoble)
 ------------------------------------
 計  77.48 euros = 10330 JPY

 http://www.junku.fr/jp/detail.php?id=15781
 http://www.junku.fr/jp/detail.php?id=15783 より

ジュンク堂は、実物の日本の本屋に行ける、というヨロコビを金で買うという感じでしょうか。日本からの輸送についてはスケールメリットで安くなるのかと思っていたのだけど、Paris 店頭価格の時点で、DHL配送の amazon.co.jp より高いという驚きの事実。
ふと思いついて、日本のジュンク堂のネットショップを見てみたら... ジュンク堂パリ店さん、ごめんなさい。でもこの値差はいったい....


4. ジュンク堂(日本)ネットショップ
http://www.owlbooks.jp

 本体 3600 JPY
 送料 3530 JPY (EMS, 1.25kg をヨーロッパまで)
 ---------------------------
 計 7130 JPY = 53.47 euros

 -海外発送はEMSのみ。

グラフにしてみました。夜中に Excel 使ってると残業してるみたいだ。

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届いた [本]

待ちわびていた荷物が。
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「世界の終わり」以来のしっくり感。気付いたらもう午前3時。

- このまま一気に読んでしまいたい
- 読み終わるのがもったいない
- もう眠い

ひとりせめぎ合う。

カフカ [本]

本屋に行くと Franz Kafka の本がこんなに沢山。
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Kafka中毒患者としては嬉しい限りです。ドイツ語なので買っても読めないですが。しかし実はここは Bern駅の中。駅の本屋で Kafka が売れるなんて、スイス人は只者ではない。これはいつかじっくりと取り組まなくてはならない国のような気がしてきた、スイス。

おまけ
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非常口を使う状況がきっちりと描かれてます。きっちりしたスイス。

立ち読みのシアワセ [本]

Grenobleでは(まだ)出来ないこと。

それは本屋で立ち読みして過ごすこと。この広い本屋いっぱい、売られている本はひとつのこらず日本語で書かれているのだ。なんとシアワセなことか。本屋で何時間でも過ごせてしまう。

そして買った本をそのまま街で読めるシアワセ。フランス語の本でコレが出来る日は果たして来るのか?


アマゾンで日本から本を買う [本]

Amazon.co.jpに発注していた本が届いた。
海外発送の場合は送料無料というわけにはいかなくて、それなりにかかる (本の場合、エコノミー便で基本料金¥1450+¥300/1冊)のだけど、どうしても読みたい本がたまってくると買うことになる。

エコノミー便の発送はたぶんSAL便が使われていて、Amazon からの発送通知には到着に 1ヶ月程度かかると書いてあるが、だいたい2週間弱で届いている。しかし今回は何故か DHL で5日で届いた。量が多いとDHL になるのかもしれない。

箱は国内発送と同じ。今にも崩れ落ちそうにぼろぼろだ。開封検査されたっぽい。でも中身は頑丈にパックされていて無事でした。

今回はとにかくコレが読みたかったのだ。「ハッカー秘伝の...」というコピーはちょっと「やれやれ」ですが...

Binary Hacks ―ハッカー秘伝のテクニック100選

Binary Hacks ―ハッカー秘伝のテクニック100選

  • 作者: 高林 哲, 鵜飼 文敏, 佐藤 祐介, 浜地 慎一郎, 首藤 一幸
  • 出版社/メーカー: オライリー・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

しかし日本に居ると amazon.co.jp からUSやヨーロッパの本が配送無料かつ円建てで買えるのに、逆が出来ないのはバランスが悪いぞ > amazon.fr。...って日本語で言ってもわからないか。


国マニア [本]

今使っている so-netブログには amazonアフィリエイト機能がある。記事中に amazon.co.jp の商品の写真とリンクが張れるやつ。音楽とか映画の記事を書いたとき、著作権的にクリーンに写真を載せちゃう方法として使っている。ここから皆さんに買ってもらう気は特にない。

で、アフィリエイト。

国マニア―世界の珍国、奇妙な地域へ!

国マニア―世界の珍国、奇妙な地域へ!

  • 作者: 吉田 一郎
  • 出版社/メーカー: 交通新聞社
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 単行本


国マニア。なんとなく私がぐっときそうなタイトルだが知らない本。面白いのは、この blog から他の商品へのリンクで amazon に飛んだあと、amazon でこの本「国マニア」を購入された方がいらっしゃることだ。このblogに直接リンクがあったわけでもないのに、私が紹介した扱いになってポイントが付くのだ。ありがたや。(注: 見えるのは結果の売り上げ数字だけです。誰がというのは分からないのでご安心を。) しかし紹介した覚えのない「国マニア」をamazonで見てみると、何だか微妙に欲しくなってしまった。本来のアフィリエイトと逆パターン。どちらにしろ amazonの思うツボ。ひょっとして狙ってわざと架空ポイントをつけたのでは?とか勘ぐりたくなってしまう。

ちなみに、amazon.co.jp は海外発送もするので、フランスからでも日本の本が買えます。送料はちと高いですが。


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