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Kindle電子書籍 日米仏価格差 [本]

各国のAmazonで本を調べていて「これはひどい」日米価格差を見つけました。

ARM System Developer's Guide: Designing and Optimizing System Software
というアメリカの技術書のKindle版電子書籍

- amazon.com (アメリカ) 55.12 USD
- amazon.fr (フランス) 49.44 EUR (55.5 USD 相当)
- amazon.co.jp (日本) 9,926 JPY (82.5 USD 相当)

アメリカ/フランスはほぼ同じですが、日本があまりに高い。これをぼったくりと言わずして何と表現したらいいのか。
翻訳版じゃなくて、どれも同じ原書です。紙の本だったら流通コストの上乗せは理解できますが(それにしてもハードカバー本の日本ぼったくり価格も酷い)、電子書籍でこの価格差をどう正当化するのか聞いてみたいです。

価格差がわかるんだったら、一番安い国のKindleストアから買えばいいじゃん、というのが自然な発想ですが、Kindleはそれが簡単にはできないように設計されています。
Amazon Kindleストアで複数の国のアカウントを同時に持つことは技術的には可能ですが、ひとつのKindle端末/アプリ上では複数のアカウントは共存できないようになっていて、実質的にひとつの国のKindleストアに囲い込まれます。 (国ごとに別々のKindle端末を用意すればできるけど...)

その囲い込みを利用(?)したこの価格差。そしてフランス人からはぼったくらず、日本人からはぼったくる。これはどうなんだろ、ベゾスさん。

amazon.com (アメリカ)
http://www.amazon.com/ARM-System-Developers-Guide-Architecture-ebook/dp/B006QV1AC4/ref=mt_kindle?_encoding=UTF8&me=
arm_us500.jpg

amazon.fr (フランス)
http://www.amazon.fr/ARM-System-Developers-Guide-Optimizing-ebook/dp/B006QV1AC4/ref=tmm_kin_title_0?_encoding=UTF8&qid=1441751549&sr=8-1-fkmr1
arm_fr500.jpg

amazon.co.jp (日本)
http://www.amazon.co.jp/ARM-System-Developers-Guide-Architecture-ebook/dp/B006QV1AC4/ref=tmm_kin_swatch_0?_encoding=UTF8&qid=1441748312&sr=8-1
arm_jp500.jpg

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