絶望名人カフカの人生論 [本]
ちょっと変わったカフカ本
カフカの日記や手紙の文章は、周囲への愚痴や、自分への絶望や、父親へのコンプレックスに満ち満ちている。こんなひとが友人だったらめんどくさいったらない。
そんなカフカの残した膨大なネガティヴなフレーズをテーマごとに系統だてて「絶望の名言集」としてまとめたもの。これが滅法面白い。新年早々、今年もネガティヴで行こう!と思わせる快作/怪作。
編訳の頭木弘樹氏、10年ほど前にも面白いカフカ本を出している。"Der Proceß" の既存の訳本「審判」のタイトルや訳や、巷のカフカ論に「俺は違うと思う!」と啖呵を切りつつ、第1章と最終章だけを訳出して「訴訟」というタイトルで提示。そして本文より長い、力の入った解説が読みどころ。
カフカの日記や手紙の文章は、周囲への愚痴や、自分への絶望や、父親へのコンプレックスに満ち満ちている。こんなひとが友人だったらめんどくさいったらない。
そんなカフカの残した膨大なネガティヴなフレーズをテーマごとに系統だてて「絶望の名言集」としてまとめたもの。これが滅法面白い。新年早々、今年もネガティヴで行こう!と思わせる快作/怪作。
編訳の頭木弘樹氏、10年ほど前にも面白いカフカ本を出している。"Der Proceß" の既存の訳本「審判」のタイトルや訳や、巷のカフカ論に「俺は違うと思う!」と啖呵を切りつつ、第1章と最終章だけを訳出して「訴訟」というタイトルで提示。そして本文より長い、力の入った解説が読みどころ。
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