La Récréation / 放課後 [映画]
アッバス・キアロスタミの「初期モノクロ少年もの」短編3本を Le Méliès で。
Le pain et la rue / パンと裏通り 1970
La récréation / 放課後 1972
Expérience / 経験 1973
「パンと裏通り」はDVDになっているが、他の2本は資料でタイトルを見ただけで、作品は観たことがなかった。この2本が地味に良い。
特に「放課後」。
セリフはほぼゼロ。ストーリーらしいストーリーも無い。少年が小学校の廊下にぽつんと立たされているシーンから始まり、放課後ひとりで歩いて帰る。途中いじめっ子に追いかけられたり、ひとりでプチ探検してみたり。
と書くと「少年礼賛ノスタルジーもの」みたいに聞こえるかもしれないが、そうではない。感じられる基本トーンは「少年の不安、ココロぼそさ」。
「少年の不安」を撮らせたらキアロスタミの右に出る人はいないと思う。「ともだちの家はどこ」でも主人公の少年の不安っぷりは素晴らしかった。
子供のとき「理由の無いぼんやりした不安」って感じませんでした?(そんなのないって?ああそうですか) 何だかすごく、フラッシュバックしてしまいましたよ。
Le pain et la rue / パンと裏通り 1970
La récréation / 放課後 1972
Expérience / 経験 1973
「パンと裏通り」はDVDになっているが、他の2本は資料でタイトルを見ただけで、作品は観たことがなかった。この2本が地味に良い。
特に「放課後」。
セリフはほぼゼロ。ストーリーらしいストーリーも無い。少年が小学校の廊下にぽつんと立たされているシーンから始まり、放課後ひとりで歩いて帰る。途中いじめっ子に追いかけられたり、ひとりでプチ探検してみたり。
と書くと「少年礼賛ノスタルジーもの」みたいに聞こえるかもしれないが、そうではない。感じられる基本トーンは「少年の不安、ココロぼそさ」。
「少年の不安」を撮らせたらキアロスタミの右に出る人はいないと思う。「ともだちの家はどこ」でも主人公の少年の不安っぷりは素晴らしかった。
子供のとき「理由の無いぼんやりした不安」って感じませんでした?(そんなのないって?ああそうですか) 何だかすごく、フラッシュバックしてしまいましたよ。
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