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ネマヒヒチノトマ [ヘンなもの]

Grenoble の似非和食レストランのひとつ、オカイドー。
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前からこの謎のカタカナが気になっていた。

- フランス語の読みをカタカナ表記?
- 「ネ申」みたいによく見ると漢字になるとか?
- ひょっとしてアイヌ語?

最初の二つの案は、考えてもあてはまるものが無い。
3番目は、そんな文化的に高度な技を使うんだったら、似非和食じゃなくてきっちり北海道風な料理なはず、ということで却下。

看板上の文字の配置から、それぞれこの単語が対応すると思われる。ロゼッタストーンですね。

ネマヒヒチノトマ : HOKKAIDO
モミナテノチフノヤナ : SPECIALITES
ハチミマホチノモナ : JAPONAISES

ん?"ヒヒ" は "KK" に対応してないか?一文字ずつ対応させてみる。暗号理論の授業で最初の例として出てきそうな。

ネH マO ヒK ヒK チA ノI トD マO
モS ミP ナE テC ノI チA フL ノI ヤT ナE
ハJ チA ミP マO ホN チA ノI モS ナE

文字数も一致するし、2回以上出てくる文字 A, I, E, O, K, S, P は対応が完全に一致している。カタカナとアルファベットが一対一で対応している可能性が極めて高い。

しかしこの「字面」は何か見覚えが... ひと昔前の文字化けしたメールっぽくないか?各種文字コード表を調べてみた。やっぱり。これでした。

JIS7 単位コード
http://www.ohsumap.ne.jp/lib/code/jis7.htm

HOKKAIDO = 0x48,4f,4b,4b,41,44,4f (us-ascii)
ネマヒヒチノトマ  = 0x48,4f,4b,4b,41,44,4f (iso-2022-jp shift out)

"HOKKAIDO SPECIALITE JAPONAISE" というASCII文字列の先頭にエスケープシーケンス0x1b,28,49 を付けてshift-out して出力するプログラムを書いてみた。その結果を iso-2022-jp で表示すると、
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完璧。長年の謎が解けました。

結論
"ネマヒヒチノトマ モミナテノチフノヤナ ハチミマハチノモナ" は "HOKKAIDO SPECIALITE JAPONAISE" を JIS7コードでshift-outして半角カナ化したもの、ひらたくいうと「文字化け」です。

しかし何故それが看板に...

Chat Noir [ヘンなもの]

Avenue Félix Viallet
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もうちょっと行くともう一匹
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THTF [ヘンなもの]

Lyonのラーメン屋 Yomogi の脇で
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THTF?

道の反対側に
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これも THTF

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またも THTF

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ここにも THTF

THTF ... Two Hands Ten Fingers
http://www.thtfcollective.com

謎の CD-R [ヘンなもの]

廃線 La Petite Ceinture を追ってやってきた Paris 20区、Rue de Menilmentant. ここから再び1km ほど南に向かうトンネルです。今回はもう時間切れなので、廃線はこの辺で。

帰ろうとしたら、トンネル上の欄干に何故かCD-Rが。私への次の指令なのでしょうか。
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指令を伝えた後、自動的に消滅しそう。
よく見ると XP SP2 と書いてあります。Windows? でも何故ここに?

かお [ヘンなもの]

モンマルトルの顔コレクション
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Cheval の理想宮 修復中 [ヘンなもの]

久々に行ってみると
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一部修復工事中。

工事は北ファサードだけなので、全体の見学には支障ないです。とはいえ、北ファサード、Cheval 氏の暗黒面がどろどろと噴出した(自分的には)一番の見所ではあるので、見れないのはちと残念。キレイに修復してください。作業ボランティアが必要なら参加しますよ。というか参加させて!

Musée Robert Tatin [ヘンなもの]

寂しい街 Laval に来たのには理由があります。ホテルにも入れないし、そのまま目的地に行ってしまおう。タクシーを呼ぶ。
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田舎道を30分ほど走って、隣村 Cossé-le-Vivien の外れにそれはあります。

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がおー

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異教の何か

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にょろにょろ?

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遠くを見る王様。

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細部も見逃せない。

素朴派(?)アーティスト Robert Tatin の住んだ家に残る、不思議な彫刻、というか変な建築、というか作品を見に来たのでした。前から見てみたかったのです。

「フランスの変なもの」のくくりで、シュヴァルの理想宮と同列に語られることもある Robert Tatin ですが、こっちは専業アーティストなので、シュヴァルほどのクレイジーな感じはありません。思っていたよりキレイにまとまっています。

Tatin の住んだ家や仕事場もそのまま残されていて、見ることができます。写真の変な彫刻は中に入れるようになっていて、中には絵画が展示されています。

受付のひとは親切に英語で説明をしながら一緒に廻ってくれました。オフシーズンなこともあり、2時間ほどの滞在中、他の客は一人も来なかったのだった...

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Musée Robert Tatin, Cossé-le-Vivien



Visite Isère Insolite [ヘンなもの]

Isère地方ヘンなものツアー。ガイドはもちろんワタシです。

アントレ1: 斜めの木ゾーン
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まずは、旬のもの(本Blog的には)をご覧いただきます。

アントレ2: 電波の館(仮称)
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石のペイントがすっかりリニューアルされている...
ここは真剣に怖いので本体の写真は掲載しません。今回、館の主と遂にファーストコンタクトを果たしてしまう。そしてワタシの手には館の住所と電話番号を書いた紙が。電話をくれということだろうか...

メインディッシュ: シュヴァルの理想宮
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ここについてはもう何もいうことはありません。坦々と通います。

Lille [ヘンなもの]

Lille は
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ちょっとヘン
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かなりヘン
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やっぱりヘン
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すごくヘン

好きです。Lille.

Vigeland 公園 [ヘンなもの]

Osloで友人達と合流。その友人の友人がOslo在住で、案内してもらえることに。ガイドしてもらう旅もいいもんですね。
最初に連れて行ってもらったのが、Vigeland公園。ガイドブックで見て、ここはムンクの叫びと並んで「必ず見なければ!」と思った場所なのだった。
行ってみると想像を遥かに越える凄さ。尋常でない銅像と尋常でない石像で溢れているのです。そしてその数がまた尋常ではない。そういう公園を擁する Oslo もまた只者とは思えない。
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ららら
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おりゃあ
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父ちゃんやめてー
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あらま
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奴隷なわたし
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もう何が何やら
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疲れた。ああ。
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残念なことに、この公園最大のモニュメントが工事中だった。
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人がみっしり折り重なった、この作者の集大成と思われる塔。これは工事の終了を待って、またOslo を訪れなくてはなるまい。必ずまた来るよ。待ってろよ、塔。

みうらじゅん氏はここを訪れただろうか。ここはマストだと思う。
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「ローリング*」タイプ。これはいいローリングですね。

* みうらじゅん氏による分類名

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