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Les Femmes du 6eme Etage [映画]

ファブリス・ルキーニもの。
6etage.jpg
何か最近見る映画に全部ルキーニが出ているような気がする。

60年代のフランス。金持ちできちんとした(でも生気のない)家庭と職場をもつルキーニが、貧しくて元気いっぱいのスペインからの出稼ぎ家政婦に惹かれていく。

中年(というか初老)ルキーニが美しい女に恋をする、典型ルキーニ映画。
いろんな監督がこの典型パターンでルキーニを撮っている。フランス映画におけるひとつの「型」のようなものなのかも。
ルコントは中年男のさざ波のようなココロの揺れをそっと描き、クラピッシュは弄ばれる中年男を「それも人生」と描いた。それと比べると、コレはちょっと安直。「中年男のファンタジー」かな。

ま、でも中年男のファンタジーがエンターティンメントの王道として用意されている国って住みやすいですよ。中年男にとっては。なんかしかしすごい中年中年書いてるな、今日は。

当時のフランスでは「移民」はお隣りスペインからの短期出稼ぎ家政婦さんだったわけで。今日ほど出口の無い移民問題は無いようだ。古きよき時代、だったのか。フランスのひとも日本と同様「あのころは良かった」気分に浸りたいのか。

Les Femmes du 6eme Etage, Bande Announce

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おおゆき

ご無沙汰してます。お元気ですか?
(SNSの招待ありがとうございました。今度時間のあるときに始めてみます。)

日本の中年男性が主人公の話って言ったら、企業系、医療系、不倫系って感じですもんね。
あとは時代劇ですかね。

ヨーロッパの映画だと、ばかばかしいコメディとか、恋愛・ファンタジー系の主役をいい年をした俳優さんがやっていて、人生観というか、年齢観の違いを感じますね。
by おおゆき (2011-04-24 21:46) 

dokin

こんにちは。そちらは大変なようですが、大丈夫?

ん?あの専門職SNS?は "People you may know" でおおゆきさんが出てきて、"Add to Network" したので、すでに始められていると思います。
しかし LinkedIn といい、Facebook といい、登録情報上は接点がない友人を「このひと知ってるでしょ?」と提示してくるデータ収集力はちょっと怖いかも。

そうそう。何にしろ「いい年して」っていう概念はフランスでは薄いので、お気楽に生きるにはいいところですね。
by dokin (2011-04-24 22:37) 

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